阿曽原温泉小屋

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小屋は立てますが・・・先走らずに!

2024-05-30

写真

屋根材の収納は、戦前に作られたトンネル(既に傷みが激しい)

阿曽原温泉小屋は、雪崩被害を避けるため毎年組み立てと解体を繰り返しながらの運営をしております。

今シーズンは小屋を運営するか?しないか?まだ決まってませんが、小屋は建てておかねばならないだろうとの判断です。

2020年コロナ禍元年に、宿泊営業を諦めてキャンプ場管理だけをしたことがありました。

小屋を建てても泊まってもらうことが出来ないならと、建てっ放しの従業員棟兼物置で寝泊まりして小屋本体を建てずに基礎のトンネル等に小屋の部材を収納したままにしておきました。(建築にかかる費用をケチってしまい)

翌年営業再開するために小屋を建ててみたところ、屋根・壁板等の部材の薄ベニヤが緩む・大量のカビが生える等々激しく痛んでいましたが、湿気の多い地下トンネル的なところに長期間収納しておいたからの結果でした。

交換部材も沢山あるわけではなく、建ててしまってからの交換・修繕もままならず・・・出来るだけの薄ベニヤの修繕・薄めたハイターで壁板のカビをふき取ったりと大変なアルバイトをさせられました。

なので今シーズンは、取り合えず小屋を立ち上げますが登山道の状況によっては素泊まり営業も出来ない可能性もあるということを念頭においていただき先走って計画を立てない様に御願い致します。(乾かすだけの為に小屋を建てることになれば、当然布団を引いて眠れる小屋にはなりません)

なお「下の廊下」の登山道状況については、例年通りであれば8月下旬~9月上旬におおよその状態が分かるのですが・・・我々も阿曽原に詰めている訳ではなく、今シーズンを乗り切るために出稼ぎ?アルバイト等々(呑み代稼ぎ?)に出ることになると思いますし、天候・道の損壊程度等により御知らせ時期については若干ズレることもあることを了解しておいてください。

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