阿曽原温泉小屋

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訓練は必要なんだわ!

2021-01-25

写真

雪煙が上がらないのは、雪が縮んだから。

先日、現着してパニックを起こす奴・・・みたいな話を書きましたが、私も現場で焦ったことが何度もあるので。

以前は一般警察署の若い警官は「第二機動隊」という編成で、主にデモ隊の誘導・制圧訓練なんかを毎月二回訓練を行っていました。(紺色の出動服着て防具を装着して防御盾を持って走ったり・・・)

訓練を終えて帰署、警察署の玄関前で署長に報告するために整列していたら、庁舎横の田んぼの先に真っ黒い煙が昇っているのが見えます???

「火事?」みたいだけど消防のサイレンが聴こえないけど??「行こう!」みんなに声を掛けて、我々を迎えに出て来られた署長なんぞそっちのけ・・・マイクロバスの運転席に乗り込んで10人余りの隊員を載せて現場に向かいました。

県道から少し路地を入った家屋・倉庫が、猛烈な勢いで燃え盛り近づくことが出来ません。それもそのはず、塗装業者さんの倉庫と自宅だったのです。「火に油を注ぐ」って言葉そのもの、広い庭でしたが隣家への類焼も時間の問題に見えますが・・・特攻服着ているだけの私達には手の施しようがありません。

その頃には消防のサイレンが聞こえて来たのですが、同時に野次馬が集まり出し県道も車の流れが滞り出して来ました。このままでは消防車が近づけないので、若いお巡りさんに県道の交通整理と消防車の誘導を指示して、私達は近付こうとする人達を後から何本もの消火ホースで埋まるであろう路地から押し戻し始めたのでした。

あの後思ったのですが、平和な富山では一般の方々は滅多に見ることの無い特攻服(出動服)に誘導された運転手さん野次馬さんもさぞかし驚かされたのでは?

続く。

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