阿曽原温泉小屋

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見栄えは悪いけど・・・なにか問題でも?

2020-06-08

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出来上がるとアクで色が悪くなるので、調理前の鍋の中です。

「ウドの鯖缶煮」3人分!(贅沢な?食べ方ですけど)

☆材料 

○山ウド 3本程度   ○鯖缶 適量  ○塩 少々  ○砂糖 適量  ○出汁つゆ 適量 ○その他お好みで 

☆調理方法

1.山ウドは、茎の下部の皮の「ウブ毛」が硬くて口当たりが悪い様なら、葉っぱの伸びる節を下に引いて薄く川を剝いてやる。

2.山ウドの、新芽・柔らかい葉・茎を食べやすい大きさにぶつ切りする。

3.鍋に材料を入れて、水を山菜の嵩の半分弱入れて火にかける。(水を入れすぎると、出汁に山菜が浮いて鍋に・・・)

4.柔らかくなったら、お好みで一味・七味等を振ってイタダキマス。

※参考

 鯖缶は、あまり値段の安いものはパサついて美味しくありません。

 今回の鯖缶は、小さめのモノで「味噌煮」「水煮」2缶入れましたが、「味噌煮」だけ「水煮」だけで作るときには味付けを調整してください。

 ウドの他にも、「ウドフキ」の様なアクが気にならず煮崩れない山菜なんかも入れて食べるとGOO!

 コンソメ等の洋風・中華風等、お好みの味付けでも美味しく頂けるはず。(試してないけど・・・)

 味付けが濃いと、せっかくのウドの風味が負ける・新芽や葉っぱが塩辛くなるので味を見ながら。

 煮上がると、ウドのアクと鯖の皮・身が混ざって色合いが悪くなりますが・・・とにかく美味いのです。

 ウドは、他にも「天ぷら」「きんぴら」「味噌漬け」「醤油漬け」等など便利です!

ペンキ塗りに!

2020-06-05

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近所の麦畑の刈り取りが始まりました。

明日から阿曽原へ一泊で、鉄骨のペンキ塗りして来ます。

以前から気になっていたのですが、小屋建て前の時期が最近忙しくて・・・小屋を建ててからでは塗装は出来ないのでそのままになっていました、今年は全部は無理でも出来るだけでも済ませられたらと。

サンダーと金属ブラシ・ヘラで塗装を剥がしてからの塗装作業は、なかなか時間が掛かりそうですが頑張らないと!

来週は会議会合が続くし、梅雨入りの予報が出ているので大仏には申し訳ないけど週末だけど行って来ることに。

例年ならば小屋が建っている時期なのですが、遅らせたおかげで壁材・窓枠・床材などが昨秋から穴倉でしまわれたままで湿気を持ったままで腐食・釘の錆等の原因にならないか心配しています。

※麦畑

先日夕食後にブラついていたら、近所の麦畑がイイ感じに色づいていました。(バックが山なので田舎ってすぐ分かります)

農家の話では、暖冬で収穫時期が早まるのではと心配していたそうですが、4月の寒さで成長スピードが遅れて帳尻が合って今日が刈り取りの盛りみたいです。(コロナ騒ぎも帳尻合わせしてくれたらいいんだけどな~)

知らないってことは!Ⅷ

2020-06-05

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「マス寿し」にも、いろいろあります!

つづき。

ビバークと決まれば、N隊員と私はそれぞれ立木に跨って朝まで10時間余りをこの場で凌ぐ体制を取りますが、斜面は湿って不快だし、凸凹していて尻は痛いし、立木に抱き着く形で顔面に触れる樹皮はガサガサするし、虫は寄って来るし、ウトウトして転落しない様に立木から捨て縄でセルフビレイを取るのですが窮屈で・・・。

それでも、ゴルジュに降下していった先輩達は濡れて寒いだろうから・・・まだマシなのか???でも先輩たちは、落ちる心配がないからドッコイドッコイか?

薄暗がりの中で食事?を採るが、急斜面ではコンロは使えるはずもなく生暖かくなったポリタンの水飲んで渇きを癒して・・・ただ我々には、出動時に診療所の先生がお土産で持ってきてくれた「マス寿し」を私が共同食として担いで来ていたので、先輩達には申し訳ないけどN隊員と二人で堪能させてもらったのでした。

食べるだけ食べたら、やることもなくN隊員と暗闇の中で、どうでもいい話をしながら時間を潰していると、

「イズミ!マス寿し、どうなっとるがよ!!!」

無線からイラついた声がして・・・「エーッ!すみません、さっき食べてしまいました」と応答したら、

「なにーーっ!おまえら、みんな食べたんか~っっ!」って怒られて・・・。

そんなこと言われても「マス寿し」だけ運びに危険な壁を降りて行くなんて「不条理」過ぎるのは解っているはずなのに、時間が有り余ると要らん事考えてしまって・・・食べ物への執着が出てしまった先輩なのです。

続く。

※「マス寿し」の製造所は、駅弁で有名なモノの他に富山県内には沢山有って、それぞれ特徴が有るのです。

写真は、黒部市内の  植万 の作る「マス寿し」です。

一般的なのは左側の丸い型で押さえたものですが、私のお勧めは右側の長方形の小ぶりなかまぼこ型押し寿しです。

北陸新幹線駅黒部宇奈月温泉駅内のコンビニや観光物産販売所でも買えますし、お手軽なお土産にしたり車中でハイボール飲み呑み駅弁替りに頬張ったりと重宝しています。

普通の「マス寿し」とは違って、刻み生姜がホンノリ効いていて美味しいのです。

阿曽原に行って来ました。(この先の予定は、まだ分かりません!)

2020-06-04

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一番風呂!(浴槽は無事でした!)

阿曽原谷の雪渓が少ないのは先にお知らせしましたが、登山道の橋の掛かる部分の残雪が欠片も有りませんでした。

四半世紀余り毎年見て来ましたが、この時期に阿曽原谷を雪の上を歩かずに渡れるのは初めてです。(例年の?7月下旬ほどの残雪量!二ヶ月近く早く雪が無くなっています)

それだけ積雪も雪崩も少なかった証拠で、折尾谷も業者さんが見て来た情報では残雪が少ないそうです。(仙人温泉から上部の標高の積雪は、柔らかいけどそれなりに積雪は有ったそうです)

夏場の営業は行わない阿曽原ですが、来週には「北アルプス山小屋協会」統一のガイドラインの策定が成される予定ですし、この先のコロナの感染状況にも配慮しながら「阿曽原温泉小屋」はいつから営業できるのか?決めてゆきたいと思います。

(下の廊下・白馬線・唐松線・駒ヶ岳線等の、各登山道整備に大仏が中心的な役割をしている関係で人員配置計画も綱渡り状態になりそうです・・・大仏が居ないと廻らない小屋なのです!)

問い合わせの電話が数件寄せられていますが、ある程度の自信を持って営業出来るまでには今は判断が付きませんので、チョイチョイこのページを覗いていただくしかありませんので申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

明日から!

2020-06-01

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自宅横から、富山湾越しに能登半島の根元へ沈む「昨日の夕焼け!」

今日から、トロッコ列車が運行再開いたしました。 まだまだ利用者は少ないのですが、前向きに頑張っていってもらいたいものです。

明日から大仏達と、阿曽原に2泊3日の予定で行って来る予定です。 

夏場は営業しない阿曽原ですが、この機会だからこそ出来ることやって! イイ感じの阿曽原になる様に「無理せずヤワヤワ前向きに!」磨いてゆければいいのですが・・・。

知らないってことは!Ⅶ(勉強不足もほどほどにせいや!)

2020-06-01

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5月の池ノ谷二俣(古いですが、高島石盛さんの遺品の中から出て来た写真です)

つづき。

トラバースして来たラインは、断崖の上縁みたいなルートだったのですが、当然下降するのは断崖&藪のミックス斜面でザイルが無いととても入れるエリアではありません。

最初に一人の先輩が、下方に見える立木目指して懸垂下降で降りてゆき、その立木は安定している様なので次々と先輩方が壁を降りてゆきます。

そこから先の様子は我々からは見えなかったのですが、悪戦苦闘の様子が無線で入って来ましたが、3・4ピッチ刻んで下降したところで河原に降り立ったとの連絡が入ります。

しばらくして「大学生パーティーと合流、怪我人はいないが消耗している」との連絡が入ります。

いくら夏場でも、ゴルジュ内は日照が無い・周りを雪融け水が流れる・冷たい飛沫に一日中濡らされるているのだから気温が低く、彼等が助かったのは、・テントを張ることが出来た・メンバーが若く怪我をしていなかったから耐えることが出来たのでしょう。

我々は馬場島経由で警察本部に無線で報告しますが、谷が深く狭いゴルジュの中は日没時間より早く暗くなり出していて、悪相の断崖をヘッドライトを点けて全員無事に登り返すのは危険過ぎるし幸い翌日も晴天予報なので、現場と本部の協議で「ビバーク」することになったのでした。

(一本のザイルを利用して、人間が上下で行動するということは上部の人間が落石を誘発させる危険が非常に大きくなります。ましてや暗い最中では、トップは不安定な石も見えないし続く人間は上部で落石が発生していても見えないから避けることも出来ないのです)

続く。

※写真は 「池ノ谷二俣」 (地図を参考にしてください、谷も尾根も激しいエリアなのです!)

・左側上部に伸びる雪渓が「池ノ谷左俣」(上部のコルが三の窓) 

・中央の岩稜が「劔尾根」(「劔尾根」から転落して右俣のシュルンドに潜り込んだ遺体回収の話ししたはず) 

・右側上部に伸びる雪渓が「池ノ谷右俣」(落石・ブロック雪崩の巣!何回入っても嫌なところです)

遭難パーティーは、三の窓から左俣を下ってゴルジュ入り口手前から右側の小窓尾根に登り返さず谷筋通りに下山しようとしたのです。

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