阿曽原温泉小屋

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参考情報!

2018-10-24

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奥鐘山西壁の先には雪を被った鹿島槍

剣沢雪渓は、平蔵谷出合と長次郎谷出合の間で崩壊してしまい、通行は困難になったそうです!

この時期、向かう人はほとんど居ませんが・・・。

雲切新道が出来る前、6月に阿曽原峠から仙人温泉に向けた登山道で雪に埋まったテントのを発見しました。

完全に埋まっていて、ピッケル一本ではとても掘り出すことは出来ないので、警備隊に連絡して翌日掘り返すことに。

誰か埋まっているのでは???硬い雪を、ツルハシとスコップを使って三人掛かりでソーッと掘り返しました。 3~4人用テントの中には、ザック・シュラフ・カメラ等があるだけで・・・テントの周りにも食材どころかパッケージも見当たらず?出て来たのは味付け海苔の空袋が一枚だけ・・・。

テントの入り口には、倒れたピッケルと引っ掛かっけていたであろうアイゼンが有るだけで、靴は見当たらないし付近を探してみても人影は見当たらず。

放置されたテント類を回収して下山して、後日カメラのフイルムを現像してみたら、雪の積もった雷鳥沢・剣御前・剣沢等が写っていたそうです。

多分、山小屋が営業終了した後に単独で入山して現地まで来てから、幕営中にアクシデントが有ったのか?放棄して体一つで帰ったのか?(ニコンの一眼レフを放棄するとは考え辛いのですが・・・)

他にも仙人岩屋横で白骨死体が見つかった件では、やはり山小屋の営業終了後に単独で入山して 「南仙人山」 で足を負傷、下山しようとしたものの力尽きてしまった壮絶な内容が手帳に記されていました。

他にも、腐乱死体(強烈過ぎて文章に出来ません)で見つかった方を収容して来たり、雪崩のデブリの上に3年前に行方不明になった人のザックが見つかったり等々・・・雪解け時の山ではたまに有る事なのです。

前にも書きましたが、単独登山自体を否定するものでは有りませんが、人の少ない時期やコースに単独で入る事はリスクが有ると言う事です。

白骨死体の方も、すぐに救助されていれば亡くなる事は無かったでしょう。また、登山届の提出と家族などへの連絡などもしっかりしてから入山して下さい。(一人暮らしで、長い期間身内と連絡を取っていない方が単独で遭難されるとどうにもなりません)

黒部の為に出来る事!

2018-10-24

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保冷ケースに、イワナ・水・酸素・氷を密閉します。

平成7年の豪雨と県外からの職業釣り師の乱獲により、トロッコ列車沿線では壊滅状態になったイワナを何とか復活させようと、18年前から当組合が関係機関に働き掛けて一緒に事業を行っています。

黒部川中流域では、観光・発電・砂防・鉄道等々いろんな業種が仕事をしていますが、一つの事業を一緒に行った事例が無かったような気がします。そういった意味でも、小さな事業ですが黒部で一緒に動いて、黒部を一緒に考える事が出来る貴重な機会ではないかと思っております。(なんでいなくなったの?なんで増えないの?俺達に何が出来るの?)

イワナは、黒部の種イワナから育った稚魚の1年物と2年物を2000匹ほど用意して、長時間の輸送に耐えられるように試行錯誤の上、保冷ケースに水と氷と酸素を密閉して欅平まで4時間余り掛けて運んで、河原までは背中に背負って行き放流します。(水を担いでいるのと同じで重いし、チャポチャポとバランスが悪くて・・・)

もっと暖かい時期に行った事も有りますが、早い時期だと放流して直ぐのイワナは釣り師に釣られてしまうので、10月の禁漁期間になってから放流する事にしました。国立公園内ですが、内水面漁協のエリア外では魚類の規制はマス類の期間規制だけなのです。職業釣り師が入って来てイワナだけが居なくなれば、影響が出て来るのは目に見えています。(夏の終わりに大発生する羽アリですが、夏の終わりに釣られたイワナの腹には羽アリがギッシリ食べられていました!と言う事は・・・)

お陰様で数が増えて来てくれて。猿飛峡遊歩道から「イワナが泳いでいるのが見える」と、訪れる方から喜んで頂いています。

トロッコ沿線で、イワナ釣りをされる方は「キャッチ&リリース」お願いいたします。

昨日から下界へ!

2018-10-23

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元気に泳ぎ出しました。

23日に行う、「イワナ放流事業」のために下界に来ています。

黒部峡谷鉄道沿線で、18年前から黒部観光旅館組合が主体となって、国交渉・黒部市・関西電力・黒部峡谷鉄道等から協力を得て行っています。

昨日、欅平から電車に乗ったら阿曽原に泊まってくれたグループと一緒になり、黒薙駅からも一昨日泊ってくれたグループが乗ってきて。

数日前まで知らなかった人たちと、黒部を通じて笑顔で挨拶できるって♪♪♪なんかいいですね! 

イワナ放流に行ってきまーす。

気を抜かないで!

2018-10-22

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こんな所では事故は無いのですが。

十字峡上部の事故発生現場の写真を見ましたが、やはり草付の土手?の様な怖さを感じないような場所での転落でした。

何度も言いますが、目に見える場所はそれほど危険に感じなくても、黒部は一転がりすると止まることが出来ない急斜面の場所がほとんどです。

相次いで発生した事故の当事者の方はテント泊の方の様で、小屋がイッパイなので仕方なくテントを担がれていたのではなかろうか?等と思うと心が痛みます。

今日から、欅平と黒部ダムの「下の廊下」登山口に山岳警備隊員が事故防止のための広報に出てくれるそうです。

昨日は、祖母谷温泉から9時間掛って歩いて来られた御夫婦がおられて、翌日に黒部ダムまで行きたいと言われましたが、そのペースでは絶対明るい間には届かないし、疲れも加算されて危険だからと引返して頂く事にしました。

小屋で、助言・アドバイスはしていますが、向かってこられる方に電話予約時に注意喚起してもなかなか伝わりにくいのも実情です。

どうか気を抜かずに歩いて頂ければと思います。

残念です。(ホンのちょっとの事ですが)

2018-10-21

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今朝、初霜が降りました。

昨日も、白竜峡~十字峡間で転落死亡事故が発生してしまいました。

短いロープのある、チョットした下りでバランスを崩して道から転落されてしまいました。

先に書いた通り、バランスを崩してもすぐに対応できるように、慎重な歩行をお願いいたします。

迷宮入り事件!

2018-10-20

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昨夜は、今シーズン最高の206人のテント泊でした。

怖い話しを、ついでにもう一つ。

小屋を引き継いで、1年目か2年目だったと思うのですが。

夕食の二回戦目の食事が1人分足りない事に??? 慌てて、追加で定食の天ぷらを揚げて用意して席に着いてもらいました。

お客さん全員を点呼して、宿帳と作った食事の数とを何回照らし合わせてみても・・・最初に作った数に間違いは有りません。

誰かが、二回夕飯を食べてしまったのか? キャンプの人が食べに来ていたのか?席を指定して座ってもらっているから、そんなはずはない!

夕食が終わってから、客室を再度確認して宿泊者数を再確認しても???

1人のお客さんが「さっき、毛布を引きずった小柄なおじいさんが廊下を歩いていたけど」

って言うのです???

毛布って言われても・・・、その当時は毛布を客室には出しておらず? 小屋の中には、「小柄なおじいさん」は見当たらず・・・、取りあえず宿泊者全員の再確認が取れたところでその晩は休む事に。

翌朝の朝食は、ちゃんと人員と食事数が合って、何だったんだろうと思いつつもお客さんを送り出しました。

客室の掃除を済ませて、裏に回って縁の下へプロパンガスの切り替えに行って??? キレイに立てかけてあったはずのベニヤ板が、倒れてと言うより敷き詰めた感じに???

「なんじゃこりゃ」???小屋では見たことが無いというか、テレビの時代劇でしか見れないような紅い鼻緒のワラ草履が一足ベニヤ板の上に乗っているのです。(当時はデジカメを持っていなかったので写真が無いのが残念です)

鑑識してみると、とても小さなワラ草履で子供用位の大きさ、底のワラは潰れていますが泥で汚れている訳では無く濡れてもいないので、そんなに歩いている様には見えなかったです。

もちろん、昨日まで誰も見たことも無く小屋の関係者には心当たりも無い遺留物です。

無銭飲食の疑いの当該事件は、その後二十数年経ちますが「小柄なおじいさん」の発見にも至らず、それらしき人間の目撃情報も無く、類似事件の発生も無く・・・、迷宮入りとなりました。

※御心配なさらずに!

阿曽原温泉には、守り神として「大仏様」が鎮座しておられますから!

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