阿曽原温泉小屋

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やっぱりキレイです。

2019-05-06

写真

ピカピカに光った立山!

こんな景色を見れるから「やめられない」んですよね~!

光っているってことは、斜面が凍結しているってことです。

数日前に新雪が降って白くなって、前日に雨が降って雪に浸み込んで、厳冬期とは違った白さの立山です。昼前には緩んでしまいピカピカ感は無くなりますが、この日は下層の雪がシッカリしていてスキー・スノボ滑走は楽しかったみたいです。

今年は、スキーヤーの入り込みが少なかった様です。 観光客が多過ぎて、来る気にならないか・・・?標高の低いエリアでは、残雪が少なくて途中から歩かねばならいとの情報が広がっていたせいか??? 人が少ない分、後半は天気も良くて滑る人には楽しいGWだったのでは。

確かにアルペンルートは、欧米系はもとより、イー・リャン・サンと中国語が飛び交い、ビンディを付けたヒンズー教徒の女性、ヒジャーブを被ったイスラム教徒の女性、タイ仏教の衣装をまとった僧侶、台湾の青天白日満地紅旗やハングル文字の小旗を掲げたツアー等々大変なにぎわいでした。

窓口に居ると色々話し掛けられて・・・英語で片言での簡単な案内ならば少しだけ何とかなりますが・・・今流行の「ポケトー○」も用意しているのですが、早口で捲し立てられると???

それでも、入山日の高原バスがインドからの方々のツアーの中に、日本人は運転手と私だけとなって・・・。 沿道の観光名所を通りかかる度に、「ライトウインドウ・フォトチャンス」「ベリーベリー・オールドツリー」等と適当に両隣のお客さんに教えてあげながら室堂に着くと「サンキュー!」って何度も笑顔で言ってくれて。

更には室堂勤務中に、登山者・スキーヤー・馴染みのガイド連中等々から笑顔で声を掛けて頂きました。 他にもターミナルで働く従業員にも、馴染みの人・阿曽原に遊びに来てくれた人・知り合いの娘さんが働いていたりと、みんなの笑顔に触れられて「細やかな幸せ」を!

やっぱり、ありがとうと笑顔は万国共通だわ!と感じて帰って来たのでした。

知恵を出して、混雑緩和策を!

2019-05-06

写真

室堂ターミナル内は一寸ズリ!(特に悪天時は悲惨でした)

「入山指導員」勤務を終えて、室堂から帰ってきました。

写真は、室堂ターミナルの混雑状況です! この日は、天気が悪く外にも行けず・・・。

加えて、自然保護センターのトイレが調子が悪くなって使用禁止になってしまい・・・。(たぶん利用者が詰まらせた?)

寒さで冷えるもので、みんなトイレが近くなって・・・大渋滞でした。

ピークは3日4日でしたが、立山駅では

〇早朝6時半には、日帰り切符は売り切れ!

〇4時から並んで、切符が買えたのが3時間後!ケーブルに乗れたのが更に3時間後!

〇室堂で配られる「お弁当」を食べる場所がなく、屋上までの階段にビッシリと座り込んで食べている観光客!

等々、可哀想過ぎました!

午後からは、立山駅方面へのバスの順番待ちの列の最後尾がターミナル内から階段を屋上まで続いてしまいました。(イライラする人・愚図る幼児・体調を崩す人・・・)

バスは臨時便を増発して、フル稼働で美女平に向かわせていましたが、今度は美女平からのケーブルカーの待ち時間が・・・。

他にも、旅行会社の直行観光バスも駐車場から溢れてしまい離れた第二駐車場まで利用する始末。(除雪の関係で使い辛い)

明らかな「オーバーユース」で、訪れた方々の満足度は推して知るべしですし!

ましてや、切符が買えずに訪れることすら出来なかった方々のことを思うと・・・。

そもそも集中して人を送り込み過ぎです! 「雪の大谷」だけをアピールするのでは無く、来月になれば「ライチョウ」も見つけ易くなるし、大谷の雪が無くなれば少し離れた場所の残雪で遊ばせる工夫も出来るのでは? 今流行りの「パワースポット」的な場所も室堂山荘の先には有るのだから整備する等して、観光客の分散化に取り組むことが喫緊の課題ではないかと強く感じてきました。(輸送能力の充実は二の次です!)

連休も・・・!

2019-05-05

写真

室堂ターミナル駐車場から雪の大谷方向

昨日まで大混雑の室堂でしたが、今日は朝から帰るお客さんか目立ちます。 写真は、室堂ターミナルから雪の大谷方向、観光客の数もかわいいものです。

昨日・一昨日と、200張オーバーだった雷鳥沢キャンプ場も激減する見込みです。

連日、遭難事故が発生してヘリコプターでの救助活動が行なわれています! 慎重な行動をお願いいたします。

寒気が!

2019-05-01

写真

ガスの中、雪の大谷ウオークに向かう観光客

昨日から室堂に来ています。 天候が悪く、登山者・スキーヤーともに少なく、外国人観光客ばかりが目立ちます。

雷鳥沢キャンプ場は、お昼の時点で60張位のテントがあったとのことです。(先日は200張オーバーだったとか)

今夜から翌朝にかけて、寒気が入る予報です。 新雪が積もれば歩き辛く!寒気で稜線はカチカチになるのでは?

受付で慎重な行動を呼びかけております!

雨で発生したもの?

2019-04-30

写真

シジミ谷出合!(欅谷出合から黒部川上流を望む、中央右側からのデブリが)

泥水が雪と一緒に雪崩れて茶色になっています。

多分?金曜日から土曜日に掛けての降雨で、斜面・沢筋の残雪が浮いて一気に運ばれたのでは?遠目にも表面が凸凹したままで、気温での融雪変化が見られず、均一な色なのは広範囲に大量の泥交じりの湿雪が溜まったのではないかと想像できます。

もちろん一度で出来上がったスノーブリッジでは有りませんが、一面に広がる様と黒部川とを比べれば雪崩の規模が分かるかと! 雪渓やスノーブリッジが崩壊した時に現れる破断面に、何筋もの茶色の縞模様が見えるのはのはこのせいです。(雪の大谷ウオークの雪壁に横筋が見えるのは、黄砂・降雨等です)

黒部峡谷は、深く高低差が有るので谷底は残雪が無くても、標高の高い所には大量に残っている時期があります。降雨で一気に緩んで雪崩れた後に、標高の高い所では冷え込んで降雪となったものと想像できます。(これは底雪崩れで、「ホウ雪崩」とは違いますから)

こんなものに巻き込まれようものなら、脱臼・骨折・窒息・・・まずは助からないでしょう! 

同じ場所でも、条件の悪い時には近づいてはいけないとの証拠です!

一般登山道以外では、山を見て想像力をかき立てて、自分の実力・経験(総合力)を考え合せての行動が大切になってきます。春山登山は、高山帯では残雪の付き方・天候等でルートを自分で決めなければなりません。 

気温低下や降雪が有れば、昨日まで普通に歩けていた斜面が危険地帯に変わる事は良くあることなのです!

これから、室堂に向いますが、ネット環境が悪かったり・夜な夜な催されるであろう激しい飲み会で?自分を見失ったりして・・・更新が出来なかったらゴメンナサイです!

この時期は!

2019-04-30

写真

カモシカマダニ(こいつ~!!!)

春先は、新緑が芽吹いて気持ちのいい季節なのですが・・・。

こいつらも活動を始めます! 写真は、昨日の作業中に私の服に張り付いていた「カモシカマダニ」です。

ダニと呼ぶには巨大で、血を吸ってパンパンになると大きなスイカの種みたいになります。 こいつは腹が空っぽでペッチャンコ、外縁に筋が立っています。(飢えているのか活動的でした)

不思議な事に、肌に直接噛みつく時には痛みを感じません、麻酔薬みたいなものを出しながら噛みつくと聞いた事が有るような? その代り、Tシャツの上から噛みつかれるとかなり痛くて!

黒部で仕事をするようになって、教えられたのが「春先の栂の木の下では休むな!」でした。  栂の木は、木の皮が松と同じようにガサガサと隙間があります。冬の間カモシカマダニは、その隙間に入り込んで越冬しているとのことです。

春先に動物が活動し始めると、その皮の隙間から動物目がけて降って来て寄生するらしいとのことです。(蚊の様に、呼吸に反応するのか? O型の人間にばっかりタカル気も?)

黒部の谷では、栂の木等の針葉樹は尾根上に発達しています。特に、栂は大きく太い根を張っているので、根本は平らになって休憩場所には持って来いなのです。 

しかし春先には、危険エリアとなる事をお忘れなき様に!

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