唐松線の利用者が少ない理由?
2026-01-07

ダイブツが南越沢で倒木カット中(奥が草刈り前の道、藪の濃さ判るかな)
続きー4(唐松岳~祖母谷温泉線の利用状況)
前ページで、ありえへん二重遭難を書きましたが、このコース自体がある意味ありえへんコース???
とにかく利用者が極端に少ないのですが、理由を考えて見ると・・・
〇長く暑いコースなのに、水場が大黒鉱山跡の餓鬼谷以外は南越沢まで期待できない。
・餓鬼の避難小屋脇の涸れ沢をしばらく下れば水が取れたのですが、H7大雨で涸れ沢が崩壊して危険を冒して下れても小屋まで急な登り返しに小一時間掛かる
・餓鬼の田圃の池塘は飲めるような水ではない
・南越コル下の水場表記は、涸れていることが多く期待できない
下山路なのにキツイ登り返しがある
・大黒鉱山跡までせっかく下っても 餓鬼山 頂上までのキツイ登り返しが待っています。
〇標高が低いので、猛烈な藪と藪蚊!
餓鬼の田圃 の池塘帯に降りると水溜まりでボウフラが大量発生しており藪蚊の襲来に悩まされてしまいます。(吸い込んでエライ目に遭ったことも)
南越のコルから一気に南越沢まで下る藪道は、標高が下がって植生も濃くなり草刈りを済ませた後からでも次々と伸びて来るのですが何度も草刈りに入る予算がありません。
〇滑る石道
・更に始末が悪いことに、北向き斜面なので登山道の石は苔生して滑りやすくなり、長時間行動後で疲れが出始める頃で標高も下がり暑さが加わりヘロヘロになって、祖母谷に明るいうちに届かず小屋の人間が何度も迎えに行く羽目に・・・
この道は明治の終わり頃、大黒鉱山まで牛車を行き来させるために石を敷いていたとの話も(宇奈月の僧ヶ岳にも牛道の痕跡が確認できます)
ちなみに当時の道は、餓鬼山の頂上経由ではなく現在の避難小屋辺りから山腹をトラバースして大黒鉱山まで道が作られてました。
南越沢沿いに下ったら、先に紹介した崩壊を繰り返しているトラバース道に苦労させられる道なのです。
他にも「クマ」の気配が他コースより濃い様な?(樹木の爪痕の多さ・避難小屋入り口引き戸にクマの手形!等々)
なので、集中力を切らさず行動出来て足に自信のある方でないとお勧めできないし、実際に登山される方も地形図見たりガイドブック読んで敬遠されているのではないかと??
(トレラン系の早掛けの方は、深夜に八方尾根出発~唐松岳~餓鬼山~祖母谷~欅平~阿曽原まで一日で来る方も極めて稀におられますが)
続く
この記事の URL : http://grayzebra8.sakura.ne.jp/azohara.niikawa.com/news/2026/01/n20260107a.html