阿曽原温泉小屋

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「下の廊下」情報!(頑張れるかも?)

2024-07-25

写真

十字峡

画像は有りませんが、下の廊下をヘリコプターから観察してきた情報です。

「新越沢」付近左岸 

例年ならば、秋口まで残雪が残るが現在ほとんどない。

「黒部別山谷」

すでに本流出合いを埋めるスノーブリッジにはクラックが入り始めており、例年より早くなくなると予想できる。

「大ヘツリ」付近 

全壊しているのでは?と心配していた「高巻きハシゴ」も、形が有る程度残っており修復にはそれほど手間が掛からないのでは?

涸れ沢に落石が堆積している箇所があるが、登山道自体が崩落・崩壊している箇所はみられなかった。

「白竜峡」

本流が残雪で完全に埋まっていた。しかし、タル沢の滝も大きく見えていたところを見れば例年より少ないのでは?

※結論

これから暑さ本番を迎えるのだから、融雪ペースも早まるはず!

取り合えず黒部ダム~黒部別山谷の上半部分は、例年通り9月末までに整備することが出来るかも???

雪が少なくても「盆明け」してからでないと直接調査には入りませんので、追加報告をお待ちください。

※工夫して汗かいて頑張ろうかな~!(決めたわけではありませんから!)

まだ決めたわけではありませんが、案外スンナリ整備が済むようならば・・・黒部ダムからの往復登山者の方のみ「素泊まり営業」頑張ってみようかな~!

さすがに食事付きの普通の営業は補給ルートが限られるので無理ですが、宿泊部屋と寝具の提供・キレイなトイレ・本数限定の飲料販売程度ならば・・「頑張れば出来るかもしれない!」のではと考え始めております。 

先日「小屋は営業しませんから!」って書いたばかりで、コロコロ変わって申し訳ありませんが、昨年の予約電話の多さに応え切れず申し訳なくおもっており・・工夫して汗かけば?最低限の補給は出来るかも??って考えておりますが、これも下の廊下の整備状況次第ですし、素泊まり営業するとしても予約方法・宿泊ルール等々は別途決めさせていただきますので、このページをチョイチョイ覗いていてくださいませ。

ヤッパリ生きてます!Ⅲ

2024-07-25

写真

昨年は、対岸の土台丸太・大岩が見えてますが・・・今は対岸は一変してます

昨年の橋脚制作作業中の写真です。(今年の状態の写真を見せても、荒れ方が解り辛いかと)

架橋するには、両サイドに丸太を受ける橋脚(枕)を作ってから6~7mの丸太を渡して番線で締め上げて橋にするのですが・・・。

写真には対岸に橋脚になる丸太が組んでありますが、橋脚どころか右側の大岩・灰色の太い流木も流されて無くなっていました。

対岸が洗い削られて藪が後退してしまい、藪の下に見えていた大岩も抜け流されて川床から登山道までの落差が大きくなって、ハシゴを掛けるor別ルートに付け替える対策が必要です。

写真手前の丸太を縛り付けてある巨岩が無くなってしまい、中間地点の橋脚の岩は残っていますが周りに岩が引っ掛かって埋まるような形になってしまいました。

川床が上がり水流が変わったおかげで、水流の高さが高くなってしまい丸太橋を架けることが出来ても、流れからの高さが確保出来ないのでチョットした増水で橋が流されてしまう心配が出て来ました。

仙人ダム側からの左岸沿いの藪河原に点けられた登山道のラインはいつも通りの濃い藪を刈り込んで来ましたが、登山道の近くまで川縁が大きく削られているのを見て改めて水の勢いの強さに驚かされました。(現場に来れば、黒部の迫力が解かるはず)

帰りに仙人谷ダムの勤務員さんと話して来たら、仙人谷からは先月末から二回ほど相当量の濁流が出ていたのが分っていたと聞かされました。

先にも書きましたが、橋を架けることが出来ても少しの増水で流されてしまっては・・・そもそも丸太が腐食などで更新時期で今年追加で搬入予定でしたが、地震災害で搬入も延期になり現在残っている使えそうな丸太も多くはないし・・・。

今年は欅平から下山できないので、雲切新道の利用は控えていただくように強く広報してゆくことになりそうです。

ヤッパリ生きてます!Ⅱ

2024-07-25

写真

「滝」の落ち口は塞がれ 「釜」は半分埋まって

架橋ポイント直上にある滝の落ち口には大きな岩が止まってしまい、右側の岩壁に沿って集中して流れていた水流を横に広げてしまいました。(写真右側 影の中に角ばった大岩が)

水に濁りが入っていても「釜」(滝壺)が土砂で埋まって浅くなり周りに土砂が堆積して狭くなってしまいました。

雲切新道新設当時は、イワナが群れているんが見えたし産卵時期にはイワナが滝登りしているのが見られたのですが、今回イワナの姿は見えませんでした。(って、それどころでは無かったのですが)

今まで何度も洪水クラスの氾濫はありましたが、丸太橋が流されることがあっても釜は深いままで形が変わることはなかったのですが・・滝の落ち口に止まった岩が大き過ぎて流れが変わり、水流が分散されて釜を掘る力が弱くなったからでしょう。

右側の岩壁の一段高い所には岩穴が作られていて、そこに橋を作る丸太が隠してあったのですが、土石流が中に入り込んで丸太が埋まってしまっていて狭く低い岩穴で掘りだすのに一苦労。

更には丸太を出し入れする入り口直下斜面の土砂が洗い流されて高い段差になっていて、埋まって泥と砂にまみれ水分を含んで重くなった丸太を引っ張り出すのに一苦労させられました。

ヤッパリ生きてます!

2024-07-25

写真

丸太橋架橋ポイントから上流での山腹崩壊

一昨日、雲切新道の仙人谷下部の丸太橋を架けようと向かいました。

仙人谷に入って上流に向かうと「なんか谷が広くない???」架橋ポイント上流の正面山腹が崩壊がして、谷底を崩れた岩が埋めて嵩上げされてしまい谷底の幅が広くなっています。(昨年の写真を見ると、正面山腹は殆ど崩れていませんでした)

正面奥の黒っぽく風化した巨岩は元から有ったものですが基部がかなり埋まっているのが確認できます。

上流左岸谷底(見上げた右側)も岩で埋め尽くされてしまい、元々は良さげな藪が広がり時期合わせて入れば「山ウド沢山採れるだろうな~」とみていたのですが・・。

所々で岩の上を流れる水流が見えますが、ほとんどは折り重なった岩の下を流れており新たに急傾斜の谷底に積み重なった岩は安定していないのだろうと想像できます。

そこんトコロ・・・

2024-07-21

写真

GWの剱岳(剣御前小屋前から)

前ページの続き

ちなみに立山室堂ターミナルの「ホテル立山」は星野リゾートに売却されており、数年後には本格的に運営が引き継がれる予定だそうで、岸田総理の発表が無くても高級路線で運営されてたんだろうな~なんて・・・。

※明日から阿曽原へ

梅雨明け宣言は出てませんが、明日から阿曽原にダイブツと入って草刈りマシンになってこようかと考えております。(人は来なくても、草が灌木みたいになる前に刈っておかないと後が大変になります)

酷暑が続く富山ですし、厳しい大仏はギリギリまで帰ろうと言わないだろうし・・・作業を終えてから二人で自炊となれば・・・酔っ払って寝込んでしまうでしょうから、ページ更新は多分無理かと思いますので・・・「そこんトコロ、ヨロシク!」なのです。

高級リゾート誘致!(利用は大賛成ですが?)

2024-07-20

写真

9月末に真っ白になる事も(剣沢キャンプ場)

昨日午前、富山のローカルTV局の記者から「全国の国立公園に高級リゾートホテルを誘致する方針と総理から発表されるので意見を聴かせてほしい」って電話が入り取材を受けました。 参考「国立公園に高級リゾート・・・」

「高級リゾート」って言われても??? 

いわゆる「高級」とは縁のない生活をして来た私には、昨日の総理の話には具体的なことが触れられなかったし、いきなりマイクを向けられて?まとまりのない話しか出来ないし、立山・黒部を含む「中部山岳国立公園」しか知らない私ですが、おもうところ・考えることをザックリと補足してみます。

〇賛成だけど!

基本的には、海外の方々に日本の素晴らしい景観に触れていただき感動して頂けることは大賛成です。

毎GWに立山室堂で勤務して海外からの観光客に接していると、世界中の方々に喜んでいただけるものを持っている場所なのだと確信していますし、出来るだけ多くの方々に喜んでもらえればと思います。(それを見ていると、郷土愛?的なモノを感じてしまいます)

〇気象条件厳しいんだけど?

富山湾から直ぐ近くに立山がそびえて、大雪が降る・雲が湧く等など特殊な気象条件だということを理解してもらわねば遭難の元になるのでは?

世界中で、一冬で20mの吹き溜まりが出来て「雪の大谷」になりますが、その雪が一夏で全て溶けて無くなってしまう場所は立山くらいだそうです。(それだけ厳しいのに・・冬場は休業するの?)

〇ルール(登山文化)を理解してもらえるのか?

日本人は昔から「富士山」「白山」「立山」等々信仰の対象として大切にされて来たルール(文化)があるし、指定地でキャンプする等ルールが沢山あります。

海外では日本よりも厳しいルールのナショナルパークは沢山ありますが、現場で見ているといろいろな国の方々が来ておられて利用方法で混乱しているのを目にしています。(現に富士山登山が問題になってます)

〇同じエリア利用で摩擦が起きないか?

例えば、立山雷鳥沢キャンプ場では一泊一名1,000円の利用料金ですが、高級リゾートとなれば数十倍の料金になるのでは?ホテル外へ出て一般登山者と混ざって登山したりくつろぐ姿がイメージ出来ないのだけれど・・。

リゾート専用のプライベートエリア的なモノは作れそうにないし、そもそもシンボルとなる山頂は一つだし、登山者を区分けして登らせる訳にもゆかないし混乱が起きないか心配です。(交通機関も、富裕層向けにヘリコプター利用等工夫が必要かも)

〇環境保全・救助体制等が確立されて来たのは!

立山黒部エリアだけではありませんが、環境省・林野庁・国交省・県庁・警察・消防・厚生センター等々の各役所(細かな各種法令があります)の働きと、現場管理を担って来た「TKK」「黒部峡谷鉄道」「関西・北陸電力」「山小屋等宿泊施設」等関連業者とが協力しながら保全・体制作りに尽力してきた歴史があります。(だから会合が沢山あるのです)

これまで細かな各種法令(山奥にソグワナイモノも)に縛られて運営して来たところもあるのですが「鶴の一声」でペロッと話しが変わってしまうようでは

「そもそも景観保全・救助体制への協力など、地元が磨き上げに尽力して来たのに・・!」(世界的なネームバリューがあるホテルチェーン=トンビ?に油揚げ的なことになりはしないか?)

口に出しはしないでしょうが、不信感的なものを持たれてしまうのではないかと心配してしまいます。

(ちなみに黒部峡谷はどう考えても私が生きている間に「高級リゾート」にはなり様が無いかと?阿曽原小屋としては心配していませんが、立山エリアで開発の話が出れば???)

取り合えず思いつくまま書いてみましたが、全国の国立公園の中には利用の少ない場所もあるだろうし、商業施設がたくさん入っていて調整が進まない場所もあるだろうし・・・そんなことが解かっているから総理の発表に具体的なことが盛り込まれなかったのか?

取り合えず

多くの方々に観てもらえるのは賛成だけれども、立山・黒部についてはハードルが高くてトントンと話しは進まないだろうな~~~。

各国立公園の現況を詳しく調べてから進めないと、間に入る現場の役人も困るだろうな~~~。

まだまだイロイロありますが、止まらなくなるので取り合えず。

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