室堂に直行できるということは!
2025-04-18

ナダラカな斜面は気持ちよさげなんですが・・・雪崩に巻き込まれて足を骨折された方が
欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト ご支援と応援メッセージありがとうございます
この時期に室堂に「交通機関で簡単に入れる」ということは、天候悪化すれば厳しくなるばかりではありません。
そもそも雪が一面に積もっている訳ですから、ある程度の雪山経験と装備を持っておられる方が大前提なのですが・・・
室堂ターミナルで入山指導していると、・濡れて染みて来そうな軽登山靴 ・アイゼンも持たず ・濡れれば動き辛く冷たいジーンズ(デニム) 等々、その格好で立山に行くの???
って山慣れている方からすれば「信じられない!」方々が実際におられて、「無理をしないで」って説得することが毎年あります。
夏山で天候が安定していれば、それほど問題の無い「立山」なのですが・・・
「雪が有る時期は別!」ってことは見れば解かるのですが、
・雪の冷たさが継続すればどんなことになるのか?
・同じ白色に見える雪面のルートですが、風が抜ける場所や早朝はクラスト(凍って)硬くなっている場所がある (毎日違ってくる)
・新雪が積もった翌日は、積雪が落ち着くまで「表層雪崩」の危険があり、特にスキーヤーが自分の上部を滑走する斜面は注意が必要(雪崩ビーコン持参してる?)
・「雪庇」と言うものが理解できてるの??
・天候が良ければ雪の照り返しが強く「雪眼」を発症する危険!
等々、理解出来てないまま室堂まで来られる方が必ず一定数おられるのです。
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