宿泊営業は無理と判断しました(テント場は???)
2025-09-12

丸太桟道(黒部ダム側の丸太桟道は、ほぼ全滅らしく再度作り直さねば・・)
阿曽原温泉小屋の、今シーズンの宿泊営業を諦めることにいたしました。
先のページで御伝えしてきましたが、下の廊下の整備は一般的な登山シーズンの11月初旬までには終了する見込みが有りません。
取り合えず歩けるような整備の仕方で、相当甘く見積もっても10月中~下旬になるのではないかと予想されます。
ダイブツからの情報によれば、例年ならば雪崩等で壊されていない丸太桟道までも壊されているそうですし、加えて昨年までの「高巻きハシゴ」箇所は新たに岩壁に鋼鉄製のアンカーを固定する穴をザイルにぶら下がりながら垂壁に掘削しなければならないので手間取りそうだとのことです。
(全体の調査が終了していませんが十字峡下流でも損壊箇所が無い訳が有りません)
トロッコ列車の欅平までの運行再開は来シーズンの夏以降になりますので、水平歩道を使っても来ることは出来ません。
出来る事ならば、昨年同様で黒部ダムからの往復の素泊まり営業を期待していましたが、そもそも登山道が開通するか未定な上に・・開通したとしても営業期間が短くなり以上は受け入れは出来ないかと。
阿曽原温泉小屋は御存知の通りプレハブの仮設小屋で、今現在は本体は立ちあげてありますが小屋内の内装・食堂・乾燥室・玄関作り・電気配線・水回り配管等の造作は「労力と取間」が相当掛かりますので営業が決まってから整備する予定でおりました。
登山シーズンに営業出来るか? 出来たとしても極めて短期間!ということであれば、万が一「下ノ廊下」が整備されてもテント場利用の方のみとの対応しか出来ないとの判断に至りました。
改めて、黒部峡谷の険しさ・厳しさを思い知らされているところであります。
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