保全と利用!・・・難しいわ?
2025-08-28

一昨日のミクリガ池(湧水で冷たいはずなのですが・・泳ぐかっ?)
昨日まで室堂で二泊して来ました。
天気はイマイチだったのですが、晴れ間を見計らって室堂平周辺をブラついて来ました。
連日ツキノワグマの目撃情報が山岳警備隊に入るのですが、人的も物的被害もないのですが隊員達は動行監視と登山者や観光客への広報や誘導程度しか出来ず・・・(今回は登山道から離れた、這松帯・草付きをウロウロしていた様です)
もちろん隊員達は、捕獲・駆除等出来る仕掛けや猟銃を持つどころか資格さえ持たず・・・猟友会にしても国立公園のド真ん中で、観光客・登山者が行き交うエリアでは制約が多すぎて活動など出来ないのでは?
物的被害はともかく?人的被害が出れば話は変わって来るのでしょうが、今現在の警備隊員達は「熊除けスプレー」「アクリル製の防護盾」で申し訳程度の武装?自己防護?して現場に出てくれているのですが、「そんなんで出て行くの?」って感じでなんだか頼りない装備で雨の中を現場に向かってゆきました。
私は昭和55年から室堂にほぼ毎年入っていますが、時々 クマの姿 を見ることもありましたが「ミクリガ池」を泳ぐ個体が確認されるとは・・・
要は
・個体数が増えた(二年前?のブナ等木の実の大豊作後に沢山生まれた)
・人間を怖がらなくなった(ハンターの高齢化と減少により捕獲される数が少なくなった)
に尽きるのではないかと!
もう少しして木の実が実る時期になれば、室堂周辺から樹林帯の有る標高の低いエリアに移動して行ってくれると思うのですが・・・
今年は「凶作予想」が出されていて、餌を求めて降りても木の実が無ければ冬眠に向けて彼らがどんな行動に出るのか大変心配ではあります。
ただただ、嵐が過ぎ去るのを待つことが良いのか? 積極的な対応を考えて行くべきなのか??? 管理側・研究者・事業者等の関係機関が早急に方針を決めてゆく必要があるのではないかと思うのですが・・・
責任の所在!利害関係?等々が絡み合って?なかなか思う様に行かないのではないかと心配しながら帰ってきました。
奥山を管理しながら楽しんでもらう「保全と利用!」改めて難しい問題だと・・・
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